まだブログを続けますよすよ

2003年末にはてなダイアリーを始めて以来15年余 2019年にコチラに移転しました 

大晦日バトル観戦@リビングアリーナ

PRIDE男祭り
全長五時間半の長丁場。とはいえ始めの一時間はあおりの部分なので快速通過(爆)
大会オープニングは高田延彦本部長が褌姿を披露すると場内興奮。大太鼓を叩き男祭りぶりを全身で演出。
ちなみに入場時に耳障り極まりない一人やかましいおばちゃんによる選手紹介は大嫌いです
美濃輪育久(1Rヒールホールド)●ステファン・レコ
パンクラス出身の美濃輪。タックルが流れてレコのキックを浴びせられる場面もあったが左足に絡みついてヒールホールドで秒殺勝利。
○チェ・ム・べ(1R肩固め)ジャイアント・シルバ
入場曲はジャイアントプレスVS冬のソナタ(笑)シルバの規格外の巨体相手では上のポジションをキープするも攻めあぐむ。
いったんはシルバがひっくり返すシーンもあったがム・ベが再び上になると頸動脈が絞まってシルバがタップ。
ハイアン・グレイシー(1R腕十字固め)安生洋二
プロレスファンに衝撃を与えた安生のヒクソン道場破り返り討ち事件。ちなみにそのとき道案内を兼ねて同道していたのは元新日本→ジャパンプロレス笹崎伸司。それから10年の月日が流れてリベンジの機会を得たが、正直、ブランクの大きさなどを考えると遅すぎた感は残念ながら否めない。
終始苦しい体勢にいた安生が抜いて立ち上がろうとしたところをハイアンは逃さず腕十字。右腕が危険、というか明らかに破壊された。
瀧本誠(3R判定)戦闘竜
元JRA職員にしてシドニーオリンピック・柔道金メダリスト。その年のスプリンターズSダイタクヤマトへのプレゼンターをつとめた瀧本が総合デビュー。しかも相手は戦闘竜なので自分の中の隠れメインイベント。
序盤、瀧本がタックルで飛び込むと戦闘竜ラッシュが火を噴く。やはり体格的に瀧本が当たり負けをしてしまうがそれでも強気の姿勢は崩さない。戦闘竜は押し込んで上になって何発かヒットさせるも相手の土俵に登るような深追いはせずスタンド勝負。2R序盤にはうまく捕まえてハードヒットをぶちこむ。終了間際には瀧本が腰の重い戦闘竜を完全に宙に浮かせてからキメにいくも戦闘竜は何とか脱出。
フルラウンド戦い抜いた決着は体重差が考慮されたのか判定は道着を血に染めながらも耐え抜いた瀧本にあがった。瀧本は今度は同じくらいの体格の選手と試合を組んだら間違いなくいい試合をすると見た。試合後には正直に「総合を甘く見ていた」と場内に反省の弁。今後に期待したい。
ルーロン・ガードナー(3R判定)吉田秀彦
あのアレクサンダー・カレリンシドニーで破ったガードナーが柔道の吉田とぶつかる金メダル対決。だが吉田の関節技を避けるためにガードナーはスタンドにするも両者とも打撃が専門ではないので微妙な香りを醸し出している闘いに・・・
ただ、ガードナーはさすがにレスリングをベースとするだけにバランスがいいので体勢が崩れないしパンチ力があるので鼻血こそ出ているが余裕は失っていないように見える。
勝負は判定の結果ガードナーに上がった。
ミルコ・クロコップ(1Rフロントネックロックケビン・ランデルマン
ゴング直後いきなりぶつかる両者。高速タックルで組み付いてきたランデルマンに対して慌てず首を捕らえたミルコはヒザを一発入れてそのまま首をキメて秒殺劇。
まさかミルコがこんな勝ち方をするとは思わなかったし、キマり方もものすごかった。
ダン・ヘンダーソン(3R判定)近藤有己
両者とも打投極ともに高いレベルの技術を有しているので注目も素人受けは厳しそうなこの試合。うーん。十時前後にこの試合というのは裏番組に流れちゃったのではと考えるともったいない。
近藤は1R終了間際に肩固めをキメるもヘンダーソンにしのがれたのは惜しまれる。2Rはカットされて3R。近藤はパンチ連打で攻めるもヘンダーソンがグラウンドで上に立ちしつこい攻めで優位を保ったまま試合終了。
判定はかなり微妙。というか引き分けでもおかしくない接戦だった。
五味隆典(1RKO)ジェンス・パルヴァー
五味。試合前のあおりVTRで宣言したとうり見事に左アッパーをヒットさせて「スカ勝ち」をきめる。
とはいえガードか低いせいか結構パンチを顔面にもらうのが目立っていたので今後はそのあたりを克服すれば武士道の不動のエースに、ひいてはスター選手になることができるだろう。
マーク・ハント(3R判定)ヴァンダレイ・シウバ
桜庭の欠場により急遽体格・戦法ともに全く違うタイプのハントとの試合を組まれたシウバ。正直断らずにこの勝負に挑んだこと自体がすばらしい。
シウバは体格差を恐れずに打撃戦でもふつうに渡り合う。そしてグラウンドに入ればシウバのもの。と思いきやアームロックにキメられたハントが体をうまく回転させて脱出。そのうえ上から殴るわ踏むわさらにフライングニードロップまで。食らうわけにはいかないシウバは必死のエスケープ。
それにしてもハントはサモア系だけあって打たれ強いからスタンドではシウバはきびしいなぁ・・・
判定に持ち込まれた決着はダメージが評価されたかハントにあがった。
エメリヤーエンコ・ヒョードル(3R判定)アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
長丁場のトリを飾るこの一戦。さすがにこれだけ長時間テレビを見ているとCMを早送りで飛ばしてもカラダの疲れは否めません(苦笑)
試合展開はスタンドはやはり氷の拳を振り回すヒョードル。グラウンドでは動けばヒョードル。止まればノゲイラ。やはりダメージ的にはノゲイラの方がもらっているし流血もあるので判定はヒョードルに挙がった。