#ワールドプロレスリング(2月4日放送)
まずは先日亡くなったブラック・キャットの追悼映像。
星野勘太郎とやりあう様子は資料的価値が高いが、もうひとつの対山牛(山本広吉)戦は今との違いにある種の感慨さえ覚えました。
謹んで「ネコさん」の御冥福をお祈りします。
○吉江豊&曙
(ダイビングボディプレス)ブラック・ストロングマシン&ヒロ斉藤●
東京ドーム大会より。
改めてみると、曙の動きは悪くはないものの、オーバーウエイトというか、ヒザへの負担を考えると多少パワー落ちしても絞った方がいいのではと思った。
とはいえ、キャリアの割には「次なにしようか?」的迷いを見せていないので某選手使い捨てリングより明らかにプロレスの水が合っているだろう。
○蝶野正洋&天山広吉&ブラック・ストロングマシン
(シャイニングケンカキック)中西学&吉江豊●&中邑真輔
吉江豊の新日本ラストマッチ。個性の強いメンバーが揃う中でも一番の注目と声援を集めたのはラストマッチの贔屓目を差し引いても間違いなく吉江だろう。
その中でも圧巻は中西が吉江をアトミックドロップの体勢から天山に投げつけ、さらにバックフリップの体勢からマシンに投げつけと吉江が実弾になって大暴れ。というか、中西の力の規格外ぶりもあきれるほどすばらしい。
試合は主役の吉江が敗れてしまったが、試合後の挨拶では「プロレスをやめるわけじゃないから」
幸い、吉江の明るいキャラクターはほかにはない個性なので各団体を股にかけた活躍に期待したい。
*安沢明也・引退セレモニー
新日本の将来を担うひとりと目されていた安沢が25の若さで引退表明。
正直、あまりテレビマッチに出てこれなかったので見た回数は少ないのだが、深夜特番「朝まで生プロレス」で生中継された試合で、キャリアの浅さゆえ星は落としたものの感情を表に出した試合ぶりで携帯電話投票の票を集めて東京ドーム第一試合の出場権を勝ち取ったのが初見にして、印象に残っています。
ケガや病気が理由でないだけにもったいない感が強いが、第二の人生を「プロレスラー」のプライドを持って成功してほしいものです。