現在競輪界には弥彦競輪・すぴRitsをはじめとする女性イメージキャラクターユニットがありますが、西武園ではそのユニットに警備員的要素を加えるという、おそらく本邦初の試みに挑んでいます。
それがセキュリティーコンパニオン(通常は５名配備)写真ではわかりづらいですが、キチンと左胸と左腕にはワッペン付きのコスチューム。
もちろん、セキュリティーを名乗るだけに、ちゃんとした警備会社からの派遣です。
その仕事は見た限りでは入場門付近を中心にお客さんの出迎え見送りなどの接客業務。
そして優勝者インタビューの時にはトランペット＆サクスホーンによる生入場曲などで引き立てるという独自色を出しています。
正直なところ、女の子でコスチュームなのにセキュリティーって、お客さんから甘く見られる不安を感じたが、いざ実際に見ると、制服も含めた威圧感を出す警備員というよりは、小田原のサンサンガールズのようにお客さんから近いスタイルを目指しているように見えた。
こういう展開を嫌う人や余所の真似事と反射的即時否定に走る人もいるようだが、下げ止まりの見えない競輪界で踏みとどまりをしようと日々努力を繰り広げる西武園(埼玉支部)から生まれた新たなスタイル。
ここからもしかしたら新しいファンが増えるかもしれないし、思わぬところから話題が広がるかもしれないので、この息吹が秋の全日本選抜競輪に一つの花を咲かせてくれると期待したい。
