＃新春プロレススペシャル（１月４日）
プロレスファンの初詣・新春恒例東京ドーム大会を即日放送。
○中邑真輔＆後藤洋央紀（飛びつき腕十字）三沢光晴＆杉浦貴●
新日本から交流白紙宣言が出て以来、ジュニアクラスの交流は再開されてもヘビー級はなかなか戻らなかったが、この大舞台に三沢が名乗りを上げてプロレスファンにお年玉。
４人とも初顔合わせのために手が合うかどうかの懸念はあったが、三沢・杉浦ともにカタい打撃で何度も中邑や後藤をぐらつき崩す場面を見せる。
新日本組もホームの意地で決して気持ち負けせずに攻撃を叩き込む。
試合が大きく動いたのは杉浦がスープレックス連発からアンクルホールドで捕らえた場面。
ここで試合が終わっても全くおかしくない場面を中邑はしのぐ。さらに五輪スラムから攻め込まれたが最後の切り札・飛びつき腕十字で中邑が勝利を引き寄せた。
○秋山準（リストクラッチ・エクスプロイダー→体固め）中西学●
名門・専修大学レスリング部の先輩後輩の関係にある両者だが、両者の目に映るは倒すべき敵。
中西の規格外怪力を秋山はいなしつつ崩しにかかるが、この試合の中西は普段無意識にかけているリミッターを外してしまったかのような豪快ファイトで東京ドームを大きく沸かせる。
その攻撃を耐え抜いた秋山は攻め疲れた中西に攻撃をたたみこみ野人・中西の息の根を止めた。
☆ＩＷＧＰヘビー級選手権
○棚橋弘至（ハイフライフロー）武藤敬司●＊タイトル移動
華のある両者によるＩＷＧＰが東京ドームのメインイベント。
かつての師弟関係とはいえ、今更それを引きずるような甘い感情の入る余地は当然ない。
それを証明するかのように両者ともに爆弾を抱えている相手のヒザを容赦なく攻め立てる。特に武藤は多彩なバリエーションのドラゴンスクリューで試合の主導権をつかんで離さない。
棚橋は静かに、だが諦めることなく耐える。そしてシャイニング弾をブロックしてから放った足殺しで武藤の動きを止めるとヒザの痛みを感じさせない動きで反撃。
だが動きを見ていた武藤はここ一番の切り札・ムーンサルトプレスで勝負に出るが棚橋は紙一重でかわすとハイフライフローを連続発射。
ついに棚橋が武藤超え。そして新日本にベルトを取り戻した。
