まだブログを続けますよすよ

2003年末にはてなダイアリーを始めて以来15年余 2019年にコチラに移転しました 

格闘技観戦@リビングアリーナ

K−1ヒーローズ(8月5日放送)
○アイヴァン・メンジバー(判定2―0)所英男
連戦による「目に見えない蓄積疲労」が微妙に懸念される所が、ファンの声により敗者復活。対するメンジバーも一筋縄ではいかない相手。
所はタックルから上のポジションを取る時間帯が多いが、メンジバーの堅いディフェンスにポイントをつかめない。
一度はメンジバーに立たれるも足に絡みつき崩して再度寝技に引きずり込む。だが腕を決めかけるも惜しくも逃す。
スキをついて反撃をねらうメンジバーからしのいで1ラウンド終了。
2ラウンド。所の下からの飛びつくような絡みつきが不完全な形になりメンジバーの上からの打ち下ろしをまともにもらう。これ以降メンジバーの両足によるホールドからなかなか脱出できずじわじわスタミナとポイントをロスしていく。
時間際に所の腕十字が入ったかと思ったが、メンジバーはうまく肩のポイントを外して危機を脱した。
再起を期した所が無念の判定負け。だがはいあがってくると期待したい。
○J.Z.カルバン(KO)高谷裕之
とにかく殴る両者の闘いは戦前の予想どうり、いや、予想を上回る一瞬の飛びヒザでカルバンが秒殺をしてのけた。
宇野薫チョークスリーパー)ブラックマンバ●
長きにわたってこの階級のトップクラスに君臨する宇野。対するは前回所を一撃で沈めたブラックマンバ。
序盤は静かな出だしかと思った瞬間にマンバのキックが体勢を落とした宇野の顔面を襲った。完全には食らわなかったもののマンバのラッシュに防戦一方に陥る。
足元にしがみつくようにしてマンバのキックを封じている宇野の顔面は血に染まるも上を取りバックから首をねらうもマンバも抵抗して決めさせない。
インターバルの宇野の表情は目元の痛々しさが目立つが視界は大丈夫だろうか。
2ラウンド。宇野はマンバの懐に今度はうまく入り込みヒザを封じる。だが体格に勝るマンバは何とか振り切る。
流れの切れたところで宇野の傷にドクターチェック。
再開後すかさず飛び込んだ宇野はポジションの探り合いからバックを取るやいなや首をとりマンバをしとめた。
ハニ・ヤヒーラ(肩固め)安廣一哉
立ち技の印象が強い安廣がグレイシー柔術ヤヒーラと対戦。
安廣が一撃いいのを当てられるかどうかで流れが決まる予感だが、ヤヒーラは打撃に全くつきあわずにグラウンドに持ち込む。
安廣は一度目は必死の抵抗でふりほどいたが二度目は網に絡まるがごとく逃れられずタップアウト。
秋山成勲(腕十字)金泰泳
正道会館の、そしてK−1初期の名選手がひさびさのリング復帰。総合こそ初体験だがハードパンチの秋山相手にどんな試合になるか注目の一戦。
先に拳を出したのは秋山。そこから組みつきコーナーに詰めて金の動きを抑えにかかる。
秋山は払い腰で投げにかかるが金に踏みとどまられ体勢を崩すがすかさず組み直し上のポジションから腕十字。
金はヒジが伸びきる前に何とか体勢を変えて逃れるチャンスをねらう・・・と思ったら突然のゴング。
負けたと思っていない金。なぜ勝ったのか不思議がる秋山。ブーイングの観客。
好カードの予感が不完全燃焼に終わってしまった。
セーム・シュルト三角締めキム・ミンス
大道塾の動ける巨人・シュルトが韓国の柔道王・キムと闘う一戦。シュルトのリーチから繰り出される打撃をいかに捌くかがキムのポイント。
序盤はやはりシュルトの打撃をもらい、さらにコーナーに詰められるも鼻血を出しながら食らいつき上のポジションからハンマーブローを落とすがシュルトの長い足が首に絡みつき三角締めに。
予想外の攻めががっちり入りシュルトが堂々の勝ち名乗りを上げた。

ドン・フライチョークスリーパー)山本宣久●
ゴング前からにらみ合う山本とフライ。だが予想に反してまずは様子を見るような感じ。
とはいえ時間とともに両者エンジンがかかってきたか。
フライのフロントネックロックに腰の落ちた山本がロープの間から外に落ちるアクシデント。
それが尾を引いたかいいパンチをもらいふらついたところを一気に持ち込まれて勝負あり。

○ケスタティス・スミルノヴァス()桜庭和志
いいパンチをもらい倒れたところさらに打ち下ろしを食らう。ここでストップ・・・かとおもったらドントムーブ?
リング内側に戻されても桜庭は打たれ続けるばかりで反撃のきっかけをつかめない。
と、いうか明らかに危険な状態。なぜレフェリーもセコンドも止めない?
一応両者スタンドに戻るも見合った状態が続くが意を決した桜庭がなりふり構わないパンチの連打。
スミルノヴァスを倒してから腕を取りにかかるがすぐに決めにかかれず、相手の気が切れたところに一気に腕を伸ばして勝負を決めた。

結果としては桜庭の勝利だが、危ないというより危険な試合であった。