競輪場廃止...
売上の下げ止まりが見えない近年の状況からしていつか訪れるとしても、首都圏の競輪場で起きるとは思わなかった。
そんな花月園競輪の最終開催に足を運んできました。
最終日とあって競輪場に思い入れを持って立ち寄った人からサヨナラマニア(いわゆる葬式厨)まで集まり、入場門や場内にいる選手たちにお客さんが足を止めて金網なしの交流に花を咲かせる。
場内は記念開催並みににぎわい、普通開催ではお客さんが出てこないで席の青さだけが目立つバックスタンドもだいぶ埋まる。
そんな中で行われた引退選手たちによるエキシビジョンレースにはホーム側にお客さんがビッシリ！
迎えたＡ級決勝。
そう。花月園競輪最後の競走。
優勝した根田空史選手は奇しくも初優勝がここ花月園。
その表情に嬉しさと悲しさが入り混じっているように見えたのは気のせいか？
最後に行われたのは花月園に最後の別れを惜しむバンクウォーク。
聖地ともいえるバンクに入れるこのチャンスに多数のお客さんが入り、特に打鐘は列をなすほどの人気。
そしてついに花月園からお客さんがはける。
場内に咲いていた桜の花はまるで卒業式を想わせるような華やかさでした。
